経験者なら納得!工務店が対策すべき“厄介な施主”10タイプ
- 純 小池
- 2月26日
- 読了時間: 3分
工務店で家づくりを進める際に、施主(お客様)のタイプによって接客スタイルを変える必要があります。
なかには「困った施主」と言われるタイプのお客様もいます。
今回は、工務店が直面する10タイプの困った施主と、その対応策について解説します。
1. 決められない施主
特徴:標準仕様があっても決められない。
対応策:
施主のライフスタイルや好みをヒアリングし、選択肢を絞る。
「このデザインならこういう暮らしができますよ」と具体例を示す。
2. 値引き交渉が当たり前の施主
特徴:他社と比較し、値引きを強く要求する。
対応策:
初回打ち合わせ時に「当社は値引きしない」と明確に伝える。
価格の内訳を丁寧に説明し、適正価格であることを納得してもらう。
3. お金に無頓着な施主
特徴:予算管理が曖昧で、引き渡し前に入金しないケースも。
対応策:
事前に支払いスケジュールを明確にし、書面で確認。
住宅ローンを利用する場合は、銀行と直接やり取りし、入金確認を徹底。
4. 夫婦喧嘩が勃発する施主
特徴:打ち合わせ中に意見が対立し、話が進まない。
対応策:
夫婦それぞれの意見をヒアリングし、第三者として中立的な提案をする。
「どんな暮らしをしたいか」を基準に意見をまとめる。
5. 「イメージと違う」と言う施主
特徴:設計図やCGを見ても、完成後に「思っていたのと違う」と言う。
対応策:
打ち合わせの記録(議事録)を取り、施主にも確認・サインをもらう。
納得するまでヒアリングし、図面の細かいポイントも説明。
6. コロコロ変更する施主
特徴:決めたはずの間取りや仕様を頻繁に変更。
対応策:
変更のたびにスケジュールの遅延や追加費用が発生することを事前に伝える。
変更の期限を設定し、最終決定後の修正は制限する。
7. こだわりが全くない施主
特徴:「プロにお任せします」と言いながら、後で不満を持つ。
対応策:
「どんな暮らしをしたいか?」を細かくヒアリング。
施主が納得するまで質問し、選択肢を提示。
8. 施主支給をしたがる施主
特徴:「工務店を通さず自分で設備や材料を購入したい」と言う。
対応策:
施主支給のリスク(保証やトラブル時の対応不可)を説明。
施主支給を受け付けない方針なら、契約前に明確に伝える。
9. 図面が理解できない施主
特徴:間取り図や設計図を見ても理解できない。
対応策:
図面の見方を簡単に解説し、図面の重要性を伝える。
3Dパースや模型を活用し、視覚的に説明。
10. 第三者の意見に左右される施主
特徴:親や知人、YouTuberの意見を鵜呑みにし、打ち合わせが難航。
対応策:
契約前に「家族や第三者の意見を聞く予定はありますか?」と確認。
打ち合わせのたびに第三者とも情報共有してもらうよう依頼。
まとめ
困った施主との打ち合わせは大変ですが、適切な対応策を実践すればスムーズに進められます。
ポイントは「事前の確認」と「ヒアリングの徹底」。
工務店の皆様の接客スキル向上に役立てていただければ幸いです!


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