おしゃれダケじゃ最悪な家…本当のデザイン住宅の作り方!
- 純 小池
- 4月17日
- 読了時間: 3分
― 設計力ではなく説明力で選ばれる時代 ―
「デザインは得意じゃない…」
「設計士がいない…」
そんな工務店でも契約を量産できる“言語化メソッド”を 全文書き起こし+再編集 でお届けします。
目次
デザインで客が来ない本当の理由
デザイナーズ住宅とは誰が創るのか
言語化4ステップ ─ 事例で学ぶ実務フロー
ローカル市場で売れる“地域特化デザイン”の作り方
トレーニングメニュー:写真1枚→3行説明ワーク
よくある質問(Q&A)
1. なぜ客足が止まる? ─ その図面、説明不足です
現象 | 工務店側の思い込み | 施主の本音 |
パースを見せても食いつかない | 「CGで十分カッコイイはず」 | “どこが”良いのか分からない |
SNSで映える写真なのに反応ゼロ | 「ウチだってオシャレだ」 | 写真だけでは差が伝わらない |
結論:設計力より 伝達力。図面・CG・数値だけでは魅力は届きません。
2. デザイナーズ住宅=肩書きではなく“説明力”
「有名建築家が描かないとデザイナーズじゃない?」
→ だれが設計しても“デザイン住宅”と呼べる(法的定義なし)
だからこそ、
中身のない横文字 だけの訴求 → すぐ飽きられる
言語化された設計意図 → 長く選ばれる
3. 言語化4ステップ(実務フロー)
ステップ | 具体的タスク | ツール例 |
1. コンセプト決定 | 北風・暑さ・所得など地域要素を洗い出す | 気象庁データ/総務省統計 |
2. キーワード抽出 | 「北風」「二世帯」「濃い味=温かみ」… | 付箋 or MIRO |
3. ストーリー化 | 「群馬の強い北風に耐える“L字の庇”」など3行で言語化 | Notion テンプレ |
4. 顧客プレゼン | 図面+キーワード図解+施工写真 | PowerPoint/Canva |
POINT 専門用語 ➜ 生活シーン に置き換える 1キーワード=30文字以内
4. ローカル市場で勝つ“地域特化デザイン”
例:群馬県前橋市(動画内事例)
地域課題 | デザイン言語化のヒント |
夏は40℃近い猛暑 | 「屋根一体型の日射遮蔽バルコニー」 |
冬は“上州の空っ風” | 「北面は窓1枚/耐風等級3」 |
高齢化・所得控えめ | 「老後も平屋感覚 24坪コンパクト」 |
→ このように“数字・気象・ライフスタイル”を そのまま言葉 にするだけで、 唯一無二のデザインストーリー が完成します。
5. 3分で出来る!言語化トレーニング
手順 | やること | 例 |
① 写真を1枚選ぶ | 自社施工 or Pinterest | 片流れ屋根の外観 |
② 要素を3つ拾う | 形・素材・窓… | 「片流れ」「ガルバ」「横長スリット」 |
③ 3行で説明 | 30秒タイマー | 1) 太陽光最適角30° 2) 雨だれを抑える縦ハゼ 3) 室内全体に優しい光 |
毎日5枚 × 1週間 = “説明筋” がつく
6. Q&A
Q1. そもそも自社にデザイナーがいない…
A. 説明力>肩書き。
言語化できれば“誰が描いたか”はほぼ問われません。
Q2. 高性能とデザイン、どちらを先に訴求?
A. 両方。
性能は「数字」で、デザインは「言語」で。
二軸で語るのが現代の必須形。
Q3. 他社が真似したら?
A. 地域統計+施主ヒアリングを混ぜた言語化は パクリ不能。
安心して公開を。
7. まとめ
デザイン住宅は説明して初めて“価値”になる
設計意図を 30文字×3行 で語れば契約率UP
地域課題 × 言語化 = “売れる唯一の商品”


コメント