【言語化の秘密】なぜあなたの商品は売れない?デザインの真実
- 純 小池
- 4月25日
- 読了時間: 3分
✅この記事でわかること
住宅デザインが“売れない”理由
顧客の「画像と違う!」問題の根本原因
プロが習得すべき「デザインの言語化」とは
現代住宅に求められる“多様性”への対応方法
言語化スキルで成約率を上げる実践テクニック
1. 多くの工務店がやってしまう「間違った商品モデル」の作り方
多くの工務店では、「カッコいい写真」や「SNSで人気の外観」を真似して自社モデルを開発します。
しかしこれは危険です。なぜなら、写真通りの建物は基本的に作れません。
サイズが違う
地域が違う
光の入り方が違う
予算が違う
これらがすべて異なっているのに「写真と違うじゃないか」とクレームになるのは、お客様が“写真通りにできる”と思っているからです。
2. デザインはすでに“多様化”しているという現実
かつてはテレビや雑誌だけが情報源で、流行のデザインも均一化されていました。
しかし今は違います。
YouTube
Instagram
TikTok
Pinterest
誰もが世界中の建築を簡単に見られる時代。
だからこそ、「北欧」「インダストリアル」「和モダン」「ボタニカル」「ミッドセンチュリー」など、顧客が求めるデザインの方向性もバラバラです。
3. 写真と違う!は“当然”の反応
顧客は「この写真のようにしてください」と画像を提示してきます。
しかし、それを鵜呑みにしてCG・VR・図面を作成すると、「なんか違う」と言われるリスクが発生します。
その理由は以下の通り
素材が違う
棚や小物の有無が違う
寸法やプロポーションが違う
立地や光の当たり方が違う
予算が違う
4. プロとして行うべき「デザインの言語化」とは?
写真に対して、「なぜこのデザインが良いと思うのか?」を言語化して伝える必要があります。
例)
「この写真が魅力的なのは、グレーの左官壁と木製格子のバランスが絶妙で、温もりとスタイリッシュさを両立しているからです。ただし、今回の敷地条件ではこの光の入り方は再現できません。その代わり、当社では〇〇の素材を使って、類似の雰囲気を演出する提案が可能です」
このように、写真に込められた“デザインの本質”を言葉にできることが鍵です。
5. 言語化ができれば、信頼と成約率が劇的にアップする
「この人、分かってるな」
「言葉で説明してくれるから納得できる」
「安心して任せられる」
これはすべて、言語化によって顧客が“腑に落ちる”から生まれる信頼感です。
プロが言語化スキルを持つことで、以下のような成果に直結します:
誤解が減る
トラブルが減る
クレームが減る
成約率が上がる
紹介につながる
6. 言語化は“練習すれば誰でもできる”
「私はデザインセンスがないから…」そんな方もご安心ください。
言語化はセンスではなくスキルです。
写真を見て、どこが魅力かを分解して言葉にする
それを自社の条件でどう落とし込めるかを説明する
これを繰り返すだけで、あなたの“提案力”は激変します。
🔧実践してみよう!おすすめトレーニング法
気に入った住宅写真を1枚選ぶ
素材、配色、構成、開口部、家具などを分析する
「なぜ魅力的か?」を紙に書き出す
自社の実案件にどう応用できるかを考える
実際にプレゼンで使ってみる
📣まとめ|売れるデザインとは「伝わるデザイン」
✅ 顧客が持参する写真は「理想の雰囲気」の象徴
✅ その“本質”を読み解き、言葉で伝えるのがプロの役割
✅ 写真通りにはならない理由を、論理的に説明する力が必要
✅ 経験ではなく、言語化という技術で差がつく!
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