【要注意!】見積りトラブルが発生させない為の極意!
- 純 小池
- 1月29日
- 読了時間: 4分
更新日:1月31日
見積もりトラブルを防ぐためのポイント
家を建てる際に、契約後に「そんな費用聞いてない!」「そんなお金払えない!」といったトラブルが発生することがあります。
これを防ぐためには、事前にしっかりとした対応をすることが大切です。今回の内容では、特に忘れがちな費用について解説します。
1. 外構費用
契約時にしっかりと「概算」で伝えていたとしても、実際に工事が始まると想定より高くなることがあります。
また、支払いのタイミングが建物の工事とは別になる場合、お客様が予算管理を誤ることがあります。
そのため、契約時に「最終的な費用は変動する可能性がある」としっかり伝えることが重要です。
2. 登記費用
新築の場合、登記費用が発生しますが、お客様がこの費用を忘れてしまうことがあります。
特に、住宅ローンを利用する場合、登記費用を銀行が案内するため、工務店側では説明を省略しがちです。
しかし、最終段階で「そんな費用聞いてない!」と言われることがあるので、契約前に明確に伝えておきましょう。
3. 火災保険・地震保険
火災保険は必須ですが、お客様の認識不足で契約直前に「こんなに高いの?」と驚かれることがあります。
また、「純耐火建築物にすれば保険料が安くなる」と誤解されるケースも。
契約時に「火災保険や地震保険の費用はこれくらいかかる」と説明し、耐火性能の選択肢も併せて案内すると良いでしょう。
4. 地盤改良費用
地盤調査を行った結果、地盤改良が必要になる場合があります。
しかし、お客様の多くは「うちは大丈夫」と思っており、地盤改良が必要になった際に「そんな話聞いていない!」と驚かれることが多いです。
契約前に、「この地域の地盤は○○なので、地盤改良が発生する可能性があります」と伝えておくことが大切です。
5. 申請費用(長期優良住宅、フラット35など)
例えば、フラット35や長期優良住宅の申請をすることで、金利が下がる場合があります。
しかし、お客様が途中で「やっぱり不要」と判断した後、後になって「やっぱり申請したい」と言い出すこともあります。
契約時に「なぜこの申請が必要なのか」を確認し、途中変更が難しいことを説明しましょう。
6. 追加工事費用
実施設計が進むと、お客様は「もっとこうしたい」と追加の要望を出すことが多いです。
しかし、後から「こんなに高くなると思わなかった」とクレームになることも。
契約時に「追加の要望は必ず発生します。費用が増える可能性があります」と伝えておくことで、後のトラブルを防げます。
7. メンテナンス費用
家を建てた後のメンテナンス費用について、お客様はあまり考えていません。
しかし、保証期間が過ぎると有償になることを説明しておかないと、「知らなかった」とクレームになりやすいです。
引き渡し時に、メンテナンス費用の目安や保証内容をしっかり伝えましょう。
8. 金利・融資のスケジュール
工務店の支払いスケジュールと銀行の融資スケジュールが合わず、途中で資金ショートするケースがあります。
契約前に「銀行の融資スケジュールは確認済みですか?」と必ずチェックしましょう。
9. ご祝儀・手土産費用
地鎮祭や上棟式では、ご祝儀や手土産が必要になることがあります。
しかし、お客様がこの費用を考慮していないことも多いため、事前に「このような費用がかかる可能性があります」と伝えておくと良いでしょう。
10. 引っ越し費用
意外と多いのが、引っ越し費用を忘れるケースです。
特に繁忙期(3月・9月)では料金が高騰するため、早めに手配するようにアドバイスすると、お客様からの信頼も得られます。
11. 打ち合わせにかかるコスト
打ち合わせが増えれば増えるほど、工務店にとっては人件費がかかります。
しかし、お客様は「打ち合わせは無料」と思っていることが多いです。打ち合わせの時間を有効に使うため、「1回1回の打ち合わせは貴重なので、しっかり決めていきましょう」と伝えると、お客様の意識が変わります。
まとめ
これらの費用について、お客様に事前に伝えておくことで、「聞いてなかった!」というトラブルを防ぐことができます。また、説明を丁寧に行うことで、お客様の満足度も向上し、紹介やリピートにもつながります。
ぜひ、契約前にこれらの費用をしっかりとお客様に伝え、円滑な家づくりを進めていきましょう!


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