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【屋根材ランキング決定版】“とりあえずコロニアル”は危険!ガルバ・シングル・スレートを粗利を守りながら選ぶプロの戦略

  • 執筆者の写真: 純 小池
    純 小池
  • 5月19日
  • 読了時間: 3分

1. なぜ今「屋根材の再点検」が必須なのか?


  • 台風コースの異常化 ─ かつてない強風で“パコッ”と屋根がめくれるクレーム急増


  • 想定外の雹(ひょう)被害 ─ コロニアル割れ・雨漏り後の責任問題


  • 技能者不足 ─ 特殊工法(縦ハゼ・瓦)の職人が激減


結論
屋根材を“価格と慣例”で決める時代は終了。
耐風・耐候・施工体制・説明トークを総合評価して粗利と顧客満足を両立させるのがプロの役目です。

2. 3大屋根材を完全比較



アスファルトシングル

化粧スレート(コロニアル)

ガルバリウム鋼板

国内シェア

★★☆☆☆

★★★★★ No.1

★★☆☆☆(急上昇)

材質

ガラス繊維+アスファルト

セメント+繊維(石模様)

アルミ・亜鉛・シリコンめっき鋼板

重量

軽い(屋根荷重 ≒ 9kg/㎡)

中量(約 17kg/㎡)

最軽量(約 5kg/㎡)

耐風性

弱い…強風で端部が“パコパコ”浮く

普通…台風で浮き上がり&砂溜まり注意

◎ 縦ハゼ締結で強風でも安心

耐久年数*

20 年± α

20〜30 年

25〜50 年

施工性

◎ 貼るだけ/早い

○ 大工&板金で一般的

○ ハゼ締め要・技能者不足

m²材工目安**

4,000〜5,500 円

6,000〜7,500 円

8,500〜11,000 円

採用ポイント

とにかくコスト重視


・4寸以上の急勾配

・コスパと実績No.1


・説明資料が豊富

超長期保証を武器に単価UP


・低勾配&意匠重視

メンテナンス・環境で変動 * 2025年春・関東エリア平均


2-1 アスファルトシングル


  • メリット:最安・軽量・施工が早い


  • 致命的デメリット:強風で剥離 ➜ 砂・コケ侵入 ➜ 雨漏り


  • 提案TIP


    • 4寸以上の急勾配屋根限定で“価格勝負”案件に採用


    • 必ず 「20年目でカバー工法前提」 と明言しトラブル回避


2-2 化粧スレート(コロニアル)


  • シェアNo.1―ケイミュー製が定番


  • 寿命:公称15〜20年だが実体験では25年以上可


  • 弱点:台風時に端部浮き → 砂溜まり・割れ、巨大雹で破損


  • 提案TIP


    • 「25年耐久+カバー工法可」と説明し更新需要を囲い込む


    • 高台・沿岸部など風当たり地域には留め付け強化を追加見積


2-3 ガルバリウム鋼板


  • 途端の4〜5倍耐久を強調=年配客の“不安ワード”を潰す


  • 1寸勾配以下OK (例:マックス建創のハゼ式) ➜ 意匠自由度◎


  • ネック:コストと施工職人不足


  • 提案TIP


    • 低勾配・フラットデザインを叶えたい富裕層案件にマッチ


    • 「軽量=耐震有利」「40年ノーメンテ」数字を用い単価アップ


3. クレームを防ぐ!3つの施工・説明ポイント


  1. 端部処理写真を残す


    • 剥がれ・雨漏りは「ミス」と言われがち。エビデンス共有で予防。


  2. “4倍耐久” “30年寿命”など定量ワードをリーフレット化


    • 高齢客にも“数字”で安心を提供。


  3. 地域の気象データを添える


    • 風速・雹リスク・積雪荷重――「だからこの屋根」と腹落ちさせる。


4. まとめ|“屋根材はコスパ×リスク”で選定せよ


  • 最安で軽い ⇒ シングル(急勾配&短期ローコスト住宅)


  • 実績&バランス ⇒ コロニアル(標準仕様の安心感)


  • 長期+意匠+耐風 ⇒ ガルバ(低勾配・プレミア提案)


屋根は最後の砦。
材料特性・施工体制・顧客トーク_まで設計することで、クレームゼロ・紹介率UP・そして粗利確保が実現します。

 
 
 

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