top of page

【屋根材クレームが増加中】屋根材5種“メリット・デメリット丸わかり”もう「うちは標準1択」では通用しない

  • 執筆者の写真: 純 小池
    純 小池
  • 5月19日
  • 読了時間: 2分

1. なぜ今「屋根材のフル解説」が必須なのか?


  • 「剥がれ=施工ミス」と決めつける施主が激増


  • SNS・YouTube で別素材を知り、途中で仕様変更を要求


  • 情報を先出ししないと → 信頼ガタ落ち&追加工事地獄


2. 5大屋根材の特徴一覧


素材

耐久年数*

重量

㎡単価(材+工)**

主なメリット

主なデメリット

瓦(粘土瓦)

50〜80年

★★★★★(重)

8,000〜12,000円

断熱・遮音◎ / 和洋どちらも映える

重量=耐震設計コストUP / 職人減少

アスファルトシングル

15〜20年

★☆☆☆☆(軽)

4,000〜5,500円

最安・軽量・加工容易

強風・台風に弱い / コケ・汚れ

スレート(コロニアル)

20〜30年

★★☆☆☆

5,500〜6,500円

日本シェアNo.1 / カラバリ豊富

表面割れ・塗替え必須 / 雹被害

ガルバリウム鋼板

25〜40年

★☆☆☆☆

6,500〜9,000円

超軽量=耐震◎ / 低勾配OK

熱伸縮・結露対策必須 / 塗膜劣化

同板(銅板)

60年以上

★★☆☆☆

18,000〜25,000円

経年で味わい・超耐久 / 軽量

材料高騰+施工職人激減

実務者ヒアリング値 *関東60㎡モデルの目安


3. “同板”だけが持つ3つのプレミアム価値


  1. 経年変化=緑青(ろくしょう)が資産価値に


  2. 比重 8.9 でも板厚0.3〜0.4㎜ ⇒ 重量は瓦の1/5


  3. 神社仏閣クラスの長期耐用:メンテ周期60年超


課題
・材料単価はガルバの3〜4倍
・職人不足→工賃高騰/納期長期化
・酸性雨の地域は要コーティング

4. “屋根トーク”で施主の信頼を勝ち取る3ステップ


① 5素材の メリット・デメリットをすべて提示


「標準=最適」ではなく “比較検討した結果” を演出

② 重量と耐震の関係を 噛み砕いて説明


「屋根が軽いほど揺れは小さくなります。
ただし瓦・銅板を選ぶ場合でも、許容応力度計算で耐震等級3を確保できる設計が可能です。」

③ “地域特性×屋根” を絡めて 提案ストーリー化


  • 例)北関東:空っ風 → ガルバ standing seam を推奨


  • 例)日本海側:塩害 → カラーGL+高耐候塗膜


5. 施工者が少ない素材ほど 差別化チャンス


  • 同板・本瓦を扱える → 「できる会社が少ない」=指名理由


  • 施工実績ゼロでも


    1. 職人ネットワークを確保


    2. モックアップで納まり検証


    3. ブログ・SNSで発信で “屋根のプロ” ポジションを確立可能。


6. “重い屋根=悪”ではない。構造計算で解決


  • 上部重量が増すほど 地震時の慣性力↑


  • 梁・柱・耐力壁を増強+基礎を検討 すればOK


  • 構造の裏付け を施主に示す → 単価UPでも納得&契約率UP


7. まとめチェックリスト(現場打合せ用)


  •  5素材の比較表を施主に提示した


  •  重量と耐震(等級3)の関係を説明した


  •  地域気候(風・塩害・雪)に合わせた提案をした


  •  メンテナンス周期と将来コストを提示した


  •  職人手配・納期リスクを共有した


5つ全部クリア=クレーム0・紹介率UP!

 
 
 

最新記事

すべて表示
初回接客の極意!基本編~心理学と営業工学で「第一印象」を科学する~

■はじめに:初回接客は「信頼設計」の第一工程 こんにちは!Amigo小池です。 今回のPAK SYSTEMでは、 工務店における初回接客の極意・基本編 を解説します。 SNSで認知を取り、LINEで教育し、自社ファンを育て、ようやく来店。 それなのに、「会ったら期待外れだった…」という印象を与えてしまう—— これは最悪のシナリオです。 現代のお客様は「建物を買う」のではなく、「会社と人を信頼して契

 
 
 
接客空間で成約率が激変する理由!~心理学・五感設計・建築デザインの融合~

■はじめに:空間は「言葉のいらない営業ツール」 こんにちは、Amigo小池です! 今回のPAK SYSTEMでは、「接客空間がなぜ成約率を左右するのか?」を解説します。 工務店の皆さん、どんなに良い間取りを提案しても、お客様が「ここに任せたい」と感じなければ契約は取れません。 実はその“感じる”部分を生み出しているのが—— 接客空間そのもの なんです。 住宅は高級商品。だからこそ、打合せスペースも

 
 
 

コメント


bottom of page