【保存版】屋根材5種の“推しポイント”と注意点を一気に解説|工務店がクレームを防ぐための顧客教育マニュアル
- 純 小池
- 5月5日
- 読了時間: 3分
この記事で分かること
国内主要5種類の屋根材スペック・価格・耐久年数 メリット/デメリット を根拠付きで説明するトーク例 「10年後に剥がれた」「聞いてない!」を防ぐ顧客教育フロー
1. なぜ屋根トラブルは“10年後”に噴出するのか?
標準仕様=1種類のみ を提案 ⇒ デメリットが伝わらず
メンテ周期や耐候年数を 数字で共有しない
業者減少で 瓦職人が捕まらない → 修繕コスト高騰
比較+教育 をセットで行わない限り、
「施工ミスだろ!」と責められる確率が高まります。
2. プロが扱う 主要屋根材5種 を総ざらい
# | 屋根材 | 主原料 | 耐久目安 | 重量 | 参考価格* | 主なメリット | 代表的デメリット |
1 | 粘土瓦(陶器瓦) | 焼成粘土 | 30〜50年 | ★★★★★ 重い | 約10,000円/㎡ | 超耐久・和の意匠・色あせ激少 | 重量増・施工費高 |
2 | セメント/コンクリート瓦 | セメント+骨材 | 30〜40年 | ★★★★★ | 〃 | 成形自由・初期は低コスト | 吸水→コケ→美観低下・職人減 |
3 | 化粧スレート(コロニアル等) | 繊維強化セメント | 20〜30年 | ★★ | 約4,500〜6,000円/㎡ | 軽量・施工スピード速い | 塗装必須・ひび割れ |
4 | ガルバリウム鋼板 | Al-Zn-Mg合金めっき鋼板 | 25〜35年 | ★ | 約6,000〜8,000円/㎡ | 超軽量・モダン意匠・緩勾配OK | 錆・遮音/断熱に追加対策 |
5 | 一体成型金属(縦ハゼ/横葺き) | 高耐候鋼板+遮音裏打ち | 30年超 | ★ | 約8,000〜12,000円/㎡ | シームレス・漏水リスク最小 | 変形後の補修が難 |
*価格は材料+標準施工の概算。地域・形状で変動。
3. 瓦 を選定するときの“刺さる”説明トーク
「瓦=古臭い・重い」という先入観を崩す
粘土瓦だけで3色以上のサンプルを並べ
「塗装レスで30年超、塗替えコストを比較すると総額は◯円お得」
重量デメリットは「耐震等級3+基礎配筋」で相殺可能と提示
4. 軽量金属屋根 の提案必須ポイント
遮音シート or 硬質ウレタン裏貼り を“見積書に明記”
ビス固定ピッチを施工図で提示し、「強風保証○年」を契約書に書き込む
5. 顧客教育フロー:クレームを予防する4STEP
STEP | やること | ツール例 |
① 5種比較シート 配布 | 表でメリデメ・価格を見える化 | PDFテンプレ |
② “将来費用”を数値化 | 20年・30年時点の塗装/葺替えコスト | Excel試算 |
③ 選定サイン を取得 | 「屋根材決定書」に署名 | DocuSign等 |
④ メンテ通知システム | 10年目にLINE自動リマインド | MAツール連携 |
6. 施工後クレームが発生したら?
6つの即応チェックリスト
契約書・決定書 で仕様確認
納品ロット の製品保証をメーカーへ照会
10年未満なら 施工保証範囲 を再確認
写真+ドローン動画 で状況記録
原因分析(材料/納まり/経年)を 報告書化
改善案を3パターン提示(補修・部分葺替・全面改修)
まとめ
比較提案 → 教育 → 記録 の3点セットで「10年後の屋根クレーム」は大幅に減らせる
屋根材5種の長所短所を“数字”と“ビジュアル”で示す
決定プロセスを文書化し、将来のメンテ計画まで引き受ける
次の現場から即実践し、地域一番店の信頼を獲得しましょう!


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