【保存版】地域密着“規格住宅”開発マニュアル─大手に勝つ!工務店が明日から始める自社商品づくり7ステップ─
- 純 小池
- 5月16日
- 読了時間: 3分
1. なぜ今「自社商品」が必須なのか?
実績の羅列だけでは刺さらない
SNS 時代、住宅会社の“顔”が明確でないと比較検討にすら乗らない。
大手は“全国パッケージ”で攻めてくる
地域特化型モデルがなければ価格も宣伝力も勝てない。
専門店ヒューリスティック
人は「専門特化」の方が“質が高い”と直感的に判断する(行動経済学より)。
2. 商品開発前に絶対やるべき“自己分析”【ブランディング】
チェックポイント | 具体的な問いかけ |
会社の歴史・技術 | 「〇〇工法×大工上がり社長」というストーリーは語れるか? |
社員の得意分野 | 誰が、何を作るのが楽しい/得意? |
地元からの見られ方 | 和風の匠? モダン志向? “地元の人の声”を100サンプル調査 |
結論:ブランドの核
(強み×イメージ)を決めてから商品を作る。
核がない → “よそ行きモデル”は秒でパクられる。
3. 早合点NG!よくある2大勘違い
「売れるモデルを買えば売上UP」
他県・他国でヒット=あなたのエリアでも売れるとは限らない
「商品を1つ作ればOK」
人は“選択肢5〜7個”で最も満足度UP(選択のパラドックス)
4. 地元で刺さる商品を作る7ステップ
エリア徹底リサーチ(Web+役所データ)
人口・年齢・年収・気候・災害・土地価格
競合フル解析
仕様・価格・デザイン・販売棟数をスプレッドシート化
ターゲット決定
例:空っ風エリア×60代夫婦×坪単価80万の平屋
コンセプト3本柱
①デザイン ②性能 ③価格(全部“数字”で定義)
最初は3モデルのみ
売筋を残し、最大7モデルでローテーション
自社スパイスを注入
例:匠仕口×ZEH×和モダン ※簡単に真似できない要素
半年PDCA
売上・反応・見学予約数を毎月定点観測→非売れモデルを改編
5. 実践例|群馬×空っ風モデル
調査結果 | 商品への落とし込み |
冬季北風・体感-5℃ | 北面壁:断熱+耐風仕様(構造計算済) |
世帯年収中央値 520万円 | 30坪・UA値0.34・本体1850万円プラン |
人気競合=低価格ビルダー | 高性能&職人技を打ち出し価格帯差別化 |
6. 商品ラインナップ設計フォーマット(テンプレ)
モデル名 | 坪数 | 想定顧客 | USP(独自強み) | 工事原価 | 販売価格 | 粗利率 |
グンマの家 | 24坪平屋 | 60代夫婦 | 空っ風対策立上り700㎜ | ¥10.5M | ¥14.8M | 29% |
共働きハウス | 32坪2階 | 共働き30代 | 伝統仕口×SE構法 | ¥13.8M | ¥19.2M | 28% |
自然と住む | 40坪3階 | 二世帯 | 太陽光10kW+全館空調 | ¥18.6M | ¥27.0M | 31% |
7. 販売開始後の“運用ルール”
Google & SNS広告は1モデル1LP
ヒアリングシートに「3モデル比較表」を必ず添付
半年売れなければ“改良 or 廃盤”を即決
8. まとめ
ブランディング → 商品開発 → PDCA が黄金ルート
ネット&競合分析で**“地元ドンピシャ”**を狙え
3→7モデル回転で“専門店”の印象を強化
行動しなければ0棟のまま。
今すぐ①エリア調査リストを作成し、②競合表を埋め、③3モデルを描き始めよう!


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