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【保存版】クレームを防ぐ!基礎工事でお客様と一緒にチェックすべき4つの項目

  • 執筆者の写真: 純 小池
    純 小池
  • 3月28日
  • 読了時間: 3分

注文住宅の基礎工事は、完成後に見えなくなる工程だからこそ「信頼」が問われる重要なタイミングです。


工務店や現場監督として、こんな経験はありませんか?


  • お客様から「基礎にヒビがある」と指摘された…


  • SNSやYouTubeで得た知識をもとにクレームを言われた…


  • 第三者のホームインスペクターに重箱の隅をつつかれた…


実はこうしたトラブルの多くは、事前に「一緒にチェック」していれば防げるのです。


なぜ基礎工事をお客様と一緒に確認するべきか?


結論から言えば、お客様と現場を共有することで…


  • 「信用できる会社だ」と信頼を獲得できる


  • 「一緒に見た」という事実が、万が一のクレーム対策になる


  • 「チェックしてる会社」という評判が差別化につながる


特に、基礎工事は「構造の命」。


最近はSNSやYouTubeの影響で、施主側の知識レベルが想像以上に高くなっています


だからこそ、チェックすべき4つのポイントを丁寧に説明・共有することで、安心感と信頼感を得られるだけでなく、後々のクレームを未然に防ぐことができます。


【必見】お客様と一緒にチェックすべき4つの基礎工事ポイント


① 配筋と型枠の施工状況


  • 被り厚さ(40mm・60mm)を一緒に測定


  • 型枠が垂直か、隙間がないか


  • ピッチや太さの整合性(プロ側が説明する)


👉 特に被り厚さの重要性は施主側も認識しているケースが増えています。


② アンカーボルト・ホールダウンの位置・高さ


  • 図面と照合しながら「この金物は何か」「なぜ必要か」を解説


  • 高さ・直立性・向きなどを一緒に目視確認


👉 SNSで誤情報を信じてしまう施主も多いため、事前説明が効果的です。


③ コンクリートのミルシートとスランプ試験


  • コンクリートの品質証明(ミルシート)を提出


  • スランプ試験の実施状況を動画で共有(可能ならお客様同席)


👉 後々の「コンクリート品質」クレームを完全にブロックできます。


④ 是正工事・手直し報告の共有


  • ミスや修正があった場合は「必ず報告書を添えて伝える」


  • 「問題ありません」とエビデンス付きで伝える姿勢が大切


👉 隠す姿勢が一番のリスク。誠実な報告で信頼獲得に変えられます。


写真・報告書だけでは足りない時代へ


写真や報告書の提出だけでは、納得しないお客様も増えています。


だからこそ、「一緒に現場を見て、測って、確認した」というプロセスが最大の安心材料になるのです。


「時間がかかる」「非効率」と思われがちですが、実はそれが一番の効率化=クレーム対策=顧客満足度UPにつながります。


まとめ


基礎工事の信頼構築こそ、地域密着工務店の武器に


信頼は「お金で買えない価値」。地場の工務店だからこそ、お客様と一緒に家をつくるプロセスに価値を持たせてください。


  • 信頼を築くチェック


  • クレームを防ぐ透明性


  • 差別化を生む誠実さ


この3つが、あなたの会社を「選ばれる工務店」に変えていきます。

 
 
 

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