【保存版】“土地ナシ客”を制約に導く3ステップ― 建築会社・工務店が今すぐ実践できる接客フローと土地提案術 ―
- 純 小池
- 4月11日
- 読了時間: 3分
目次
土地ナシ客があなたの工務店に来る2つの理由
なぜ「土地ナシ客」は“超”魅力的なのか?
制約率を爆上げする《建物アプローチからの土地探し》3ステップ
まとめ|土地ナシ客を味方にすれば年間粗利は底上げできる
1. 土地ナシ客があなたの工務店に来る2つの理由
パターン | 行動心理 | 典型的な来店トーク |
① “右も左も分からない”層 | 家づくり=まずは工務店? 不動産会社に行く発想がない | 「土地ってどう探せばいいんですか?」 |
② “御社ファン”層 | 貴社の性能・デザインを高く評価。 土地も含めワンストップで任せたい | 「土地選びから全部お願いできますか?」 |
Pointどちらも「まだ土地を契約していない」=建物と土地のバランスを“ゼロ”から提案できる 状態です。
2. なぜ「土地ナシ客」は“超”魅力的なのか?
建物予算が削られにくい
先に土地へ大金を投下する失敗を防げる。
土地条件を“建物ありき”で最適化できる
面積・形状・法規制・インフラコストをコントロール。
提案力がダイレクトに評価される
不動産業者よりも「暮らし+建物+資金」の総合提案ができるのは工務店だけ。
競合排除がラク
正しい順序を教えてくれる会社=信頼できる、という心理が働く。
3. 制約率を爆上げする《建物アプローチからの土地探し》3ステップ
STEP1|“建物ヒアリング”を最優先
延床・間取り・車の台数・庭の使い方・将来の増改築まで深掘り。
ヒアリングシート を使い「建物に必要な敷地条件」を数値化する。
例)必要敷地面積=建ぺい率60%×延床40坪→最低55坪
STEP2|“土地チェックリスト”を共有
チェック項目 | 具体的な注意点 |
建ぺい率・容積率 | 想定延床が入るか |
高さ制限/斜線 | 屋根形状が歪まないか |
前面道路幅員 | 駐車計画・セットバック |
インフラ引込 | 上下水・都市ガス・電柱移設費 |
地盤リスク | 調査費・改良費の上限設定 |
ここがキモ!この表を施主と一緒にチェックすることで、土地を見る「プロ目線」を体験してもらえます。
STEP3|“不動産会社”をコントロール
建物条件を記載した紹介依頼書を作成
「最低敷地55坪」「高低差1m以内」など具体条件を明記。
依頼書を持って施主と 同席訪問
不動産会社に「建物担当=決定済み」を印象づける。
良さそうな土地が出たら その場でラフプラン&概算見積り
決断スピードが上がり、横取りリスクを最小化。
4. まとめ|土地ナシ客を味方にすれば年間粗利は底上げできる
土地ナシ客=面倒 という思い込みは今日で捨てましょう。
「建物アプローチ → 土地探し」の順番をガイドできる工務店はまだ少数派。
ノウハウを身につければ、
不動産業者に流れるロスを削減
建物予算を守りながら付加価値提案が可能
制約率が向上し、粗利も安定
今すぐやることチェックリスト 建物ヒアリング専用シートを用意 土地チェックリストを作成し施主と共有 不動産会社への紹介依頼書テンプレートを作成 同席訪問のスケジュールフローを社内で統一
さらに深掘りしたい方へ
土地ナシ客を“面倒”から“優良顧客”へ――。 今日から接客フローをアップデートし、競合に差をつけましょう!


コメント