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【99%が知らない】昼白色 vs. 温白色 vs. 電球色 ――“欲張りLED”で空間価値を爆上げする照明戦略

  • 執筆者の写真: 純 小池
    純 小池
  • 5月19日
  • 読了時間: 2分

この記事でわかること


  • 3 つの光色(昼白色・温白色・電球色)の正しい定義と使い分け


  • 色温度×インテリア素材 の相乗効果で“高見え”させる方法


  • LDK 一体空間で絶対 NG な「エリア別ライトカラー」失敗例


  • 2 色/3 色切替え LED=欲張りシリーズ を活かした販促トーク


  • 今日から使える チェックリスト&提案フレーズ


1. まず押さえるべき “色温度” 3 兄弟


光色

色温度目安

イメージ

ベストマッチ空間

昼白色(ちゅうはく)

5000〜6500 K

シャープ・クール・男性的

インダストリアル/ガレージ/事務スペース

温白色(おんぱく)


=“中間色”

3500〜4500 K

太陽光に近い自然色


重厚でも軽快でも調整可

ラグジュアリーLDK/ホテルライク/高天井

電球色(でんきゅう)

2700〜3000 K

暖かい・くつろぎ・女性的

ナチュラル/北欧/ボタニカル/寝室

🔑 キモは反射率
同じ光源でも、壁・床・天井の色と素材で輝度は±20〜30%変わる。
素材×光色は ワンセットで設計 するのが鉄則。

2. 【失敗例】LDK を“3色で区切る”と起こる悲劇


キッチン:昼白色ダイニング:温白色リビング:電球色

一体空間で光色を混在させると――


  • 👀 視覚的にゾーニング が起き、“広さ” が分断


  • 🎨 壁・天井に 色転び(色かぶり) が発生しチープに


  • 🧠 “なんとなく落ち着かない” とクレームに発展


⇒ LDK は基本「1 空間=1 カラー」が原則。


3. 解決策① “欲張りシリーズ” で色温度を現場で可変


✅ 2 色切替え(昼白⇄電球)


✅ 3 色切替え(昼白⇄温白⇄電球)


  • ワンタッチ でシーン変更(作業⇄食事⇄くつろぎ)


  • 追加コストは 通常 LED+数百円程度――値決めもスムーズ


  • 体験用デモ器を 打合せテーブルに常設 → 成約率 UP


💡 提案トーク例
「将来ライフスタイルが変わっても、スイッチ一つで“色替えリフォーム”ができます。追加は1 灯○○円だけなので、今後のメンテ費も抑えられますよ。」

4. 解決策② 光色×インテリア素材マッチング表


素材/仕上げ

おすすめ光色

ワンポイント

濃色ウォールナット床

温白色

重厚感を保ちつつ軽さをプラス

ブラックアイアン・モルタル壁

昼白色

無機質さを強調し男前に

無垢パイン+白壁

電球色

木目を引き立て柔らかい雰囲気

タイルの凹凸壁

温白色 or 電球色

障り影で立体感が倍増

5. 現場チェックリスト(保存推奨)


  1. □ LDK は 1 カラー or 切替え式 LED で統一


  2. □ 壁・天井の反射率と色温度の相性を確認


  3. □ ダウンライトの 配灯ピッチ は 1.0〜1.2 m


  4. □ 2700 K 以下は 食材が赤黒く 見えないか試食チェック


  5. □ 調光器は同時調色タイプを採用(色ズレ防止)


6. まとめ|“光色設計” は差別化のブルーオーシャン


  • 色温度=空間ブランディングのラストピース


  • 一体空間は 1 色統一、迷ったら温白色 or 欲張りLED


  • 素材とのマッチングで 坪単価以上の高見え が可能


📌 学んだら即・実践!
今日の打合せから「光色の根拠」を語れるプロになりましょう。

 
 
 

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