top of page

【2025年最新版】建築のプロが提案すべき家事が楽すぎる間取り解説!

  • 執筆者の写真: 純 小池
    純 小池
  • 1月29日
  • 読了時間: 4分

1. お客様の要望をそのまま反映するのはプロの仕事ではない!


🔹 ヒアリングで分かる「本当のニーズ」


建築のプロとして、お客様の要望をそのまま形にするだけでは不十分です。


例えば、ヒアリングを通じて「将来的に両親と同居する可能性があるので、6LDKが欲しい」と言われた場合、そのまま間取りを作ると予算オーバーになってしまいます。


✅ プロとしての対応


  • 本当のニーズを探る


    • 「両親が一緒に住む可能性があるのは何年後か?」


    • 「その時、今の家族構成はどうなっているか?」


  • 予算内でベストな提案をする


    • 可変性のある間取り(時間の経過で用途を変えられる設計)


    • 兼用できる空間を増やす


2. 可変性のある間取りの考え方


時間の経過によって家の使い方は変わります。


今は4人家族でも、子どもが成長して巣立ち、将来的に両親が同居するかもしれません。


その変化に対応できる間取りを作ることがポイントです。


① 将来の子供部屋の分割


  • 初期状態: 広めの一部屋を設け、家族全員で寝る


  • 成長後: 仕切りをつけて2つの子供部屋に分割


  • 巣立ち後: 夫婦の趣味部屋や、両親の部屋として活用


💡 提案ポイント:「今は広く使い、子供が成長したら分けられるようにすると、将来も無駄なく使えますよ!」


② オープンなゲストルーム


  • NG: 常に独立した客間 → 使わない時間が長くなる


  • OK: 普段はリビングの一部として広く使える空間


    • 必要な時に仕切りを設け、ゲストルームとして活用


    • 子どもが小さいうちは「プレイルーム」としても使える


💡 提案ポイント:「ゲストが来る頻度はどれくらいですか?普段はリビングと一体化させて、広く使う方が無駄がないですよ!」


③ 玄関近くに「仮の部屋」を設置


  • 予算の都合で最初から両親の部屋を作れない場合


  • 玄関近くに1部屋作り、最初は子供部屋として使用


  • 将来的に子供が独立したら、両親の部屋に転用


💡 提案ポイント:「今はお子様の部屋として使い、将来ご両親が住むときにそのまま活用できます。」


3. 家事を楽にする間取り


家事の負担を軽減するには、「動線」を工夫することが重要です。代表的なアイデアを紹介します。


① ファミリークローゼットを適切に配置


  • 洗濯機の近くに配置 → 洗濯→干す→畳む→収納 がスムーズ


  • 家族の寝室の近くに配置 → 各自がすぐ取り出せる


💡 提案ポイント:「洗濯物を畳んでから移動する距離を短くすると、毎日の家事が圧倒的に楽になります!」


② キッチン前のカウンター


  • 老後を考えた提案


    • 夫婦2人になったとき、大きなダイニングテーブルは不要


    • カウンターで食事が完結できると便利


💡 提案ポイント:「将来的に夫婦2人になったとき、ダイニングテーブルは使わなくなる可能性があります。カウンターを少し大きめに作ると、長く便利に使えますよ!」


③ PCスペースの設置


  • 「書斎が欲しい」という要望があっても、予算が合わないことがある


  • LDKの一角にPCスペースを設けると、書斎の代わりになる


  • 「書斎を作りますか? LDKを広くしますか?」と2択を提示すると、お客様も選びやすい


💡 提案ポイント:「書斎を作るとLDKが狭くなりますが、PCスペースなら無理なく配置できますよ!」


4. ヒアリングを活かした提案のコツ


1. 「A or B」で選択肢を提示


「書斎を作りますか? LDKを広くしますか?」→ どちらを選んでも、プロとして適切な提案ができる


2. 「将来の変化」を具体的に伝える


「今は子供が小さいので広い部屋として使えますが、成長したら2つに分けられますよ。」


3. 「お客様が考えていなかった視点」を提案


「洗濯物を干すバルコニーが道路から見えると気になりませんか?目隠しを付けるとプライバシーが確保できますよ。」


5. まとめ


  1. お客様の要望をそのまま受け取らず、本当のニーズを探る

  2. 将来の変化に対応できる間取りを提案

  3. 家事動線を短縮し、効率的な生活を実現

  4. ヒアリングで得た情報を活かし、プレゼンを工夫する


「お客様の未来を考えた間取り」を提案することで、より満足度の高い住宅を提供できます。プロとしての提案力を磨き、競合と差別化を図りましょう!


💡 今回の動画の補足資料は、公式LINEで無料配布中!LINEに登録して、さらに詳しい情報を手に入れてください!

 
 
 

最新記事

すべて表示
初回接客の極意!基本編~心理学と営業工学で「第一印象」を科学する~

■はじめに:初回接客は「信頼設計」の第一工程 こんにちは!Amigo小池です。 今回のPAK SYSTEMでは、 工務店における初回接客の極意・基本編 を解説します。 SNSで認知を取り、LINEで教育し、自社ファンを育て、ようやく来店。 それなのに、「会ったら期待外れだった…」という印象を与えてしまう—— これは最悪のシナリオです。 現代のお客様は「建物を買う」のではなく、「会社と人を信頼して契

 
 
 
接客空間で成約率が激変する理由!~心理学・五感設計・建築デザインの融合~

■はじめに:空間は「言葉のいらない営業ツール」 こんにちは、Amigo小池です! 今回のPAK SYSTEMでは、「接客空間がなぜ成約率を左右するのか?」を解説します。 工務店の皆さん、どんなに良い間取りを提案しても、お客様が「ここに任せたい」と感じなければ契約は取れません。 実はその“感じる”部分を生み出しているのが—— 接客空間そのもの なんです。 住宅は高級商品。だからこそ、打合せスペースも

 
 
 

コメント


bottom of page